精神的な症状が酷い!PMSじゃなくてPMDDという病気なの?

月経前症候群(PMS)を経験している女性は、なんと90%近くおられます。PMSと似た病気として、月経前不快気分障害(PMDD)というものがあります。その割合は3~8%ほどだと見られています。

ではPMDDは、どのような病気でしょうか?PMSとどのような症状の違いがあるのでしょうか?

PMSとは?

まず、PMSとPMDDの違いを知るため、PMSについて見てみましょう。

PMSは、生理前3日~10日の間、身体的症状(頭痛、肩こり、下腹部痛、乳房のハリ、痛み、肌荒れ、むくみなど)と、精神的症状(イライラ、集中力低下、不眠、悲しくなる、怒りっぽい、情緒不安定など)が続き、生理が始まると、症状が和らいだり、なくなるものです。


PMDDとは?

PMDDはPMSと似ていますが、精神的症状が強く見られ、日常生活、社会生活に支障をきたすほどの状態になります。

症状としては自己否定感、やる気がなくなる、重度の抑うつ状態、絶望感、イライラする、激しい不安感、ひどく悲しくなる、異常に眠い、不眠、死にたくなったり、他人に対して攻撃的になるなどがあります。

自分をコントロールできないほどになりますので、職場や家庭での人間関係に影響が出てくることがあります。

うつ病とも似ていますが、異なるのは生理前の2週間に症状が現れ、生理が始まると症状が数日で治まるという点です。うつ病は生理の周期に関係なく症状が続きますので、自分がいつ精神的な症状が出るか、記録して見極めましょう。


原因と対処方法

PMSと同じくPMDDもホルモンバランスの乱れが原因であると見られています。自分がPMDDの症状に当てはまると感じた場合、中にはうつ症状が強く出て、自殺願望が生じる危険もありますから、早めに医師の診察を受けましょう。

婦人科の治療だけでなく、心療内科や精神科で精神的な面でのケアをする必要があるかもしれません。

また、自分一人で抱え込まず、家族や身近な人に自分の症状を相談したり、PMDDのせいで普段とは違う言動を取ってしまうことを理解してもらい、治療に協力してもらうことをおすすめします。生理前の2週間ほどリラックスして過ごすように心がけ、無理をしないようにしましょう。

できるだけ、ココロを落ち着かせたり、ストレスを解消できるような自分なりの方法を見つけると良いかもしれません。


まとめ

生理前の不調が精神的な症状が日常生活に支障をきたすほどに現れる場合、それは、PMSではなくPMDDかもしれません。ご自分で症状をチェックしてみて、当てはまるようなら、早めに婦人科、心療内科、精神科に相談しましょう。

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